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マンションの外壁補修はいつ必要?劣化症状と修繕のポイント

2025.10.21

マンションの外壁は、日々の雨風や紫外線、排気ガスなどによって少しずつ劣化していきます。特にコンクリートやタイル外壁は、一見すると大きな問題がなくても、内部でひび割れや浮きが進行しているケースも少なくありません。外壁補修は、美観を保つだけでなく、入居者の安全や建物の資産価値を維持するために欠かせない工事です。では、実際に「外壁補修はいつ必要なのか?」という疑問に答える形で、劣化のサインや修繕のポイントを解説します。

外壁補修が必要となる劣化症状

  1. ひび割れ(クラック)
    外壁に細かいヘアクラックが生じるのは自然なことですが、幅が広がったり深くなったりすると雨水が浸入し、内部鉄筋のサビや躯体劣化につながります。特に構造クラックは早急な補修が必要です。

  2. タイルの浮きや剥がれ
    タイル仕上げのマンションでは、接着力が弱くなるとタイルが浮き上がり、剥落事故を引き起こす可能性があります。居住者や通行人への安全面からも放置は厳禁です。

  3. シーリング材の劣化
    窓まわりや外壁の目地に使われるシーリングは、10年ほどで硬化やひび割れが起きやすくなります。放置すると雨漏りの原因になり、室内環境にも影響を及ぼします。

  4. 塗膜の剥離・チョーキング
    外壁を触ると白い粉が手につく現象(チョーキング)は、塗膜が劣化しているサインです。この状態では防水性が低下し、建物内部への浸水リスクが高まります。

外壁補修のタイミング

一般的にマンションは、築10~12年で初回の大規模修繕が検討されることが多いです。外壁補修もこの時期に合わせて行うのが効率的ですが、劣化症状が早く出る場合もあります。そのため、定期的な建物診断を行い、劣化の進行度に応じて部分補修や全体修繕を判断することが大切です。

外壁補修の工法とポイント

  • シーリング打ち替え:劣化したシーリングを撤去し、新しく充填する工法。

  • ひび割れ補修:樹脂注入や表面仕上げによって水の侵入を防止。

  • タイル補修:浮きタイルのピンニング工法や張り替えで安全性を確保。

  • 外壁塗装:防水性・美観を回復させ、資産価値を維持。

補修を行う際は、部分的な工事で済むのか、あるいは大規模修繕と併せて行うべきかを専門業者と相談することがポイントです。

外壁補修のメリット

外壁補修を適切なタイミングで行うことにより、

  • 建物の耐久性向上

  • 入居者の安全確保

  • 美観の維持による資産価値アップ

  • 大規模修繕時のコスト削減

といった効果が期待できます。特に、事故や雨漏りが起きてからでは費用が大きく膨らむため、「早めの対応」が結果的にコストダウンにつながります。


まとめ

マンションの外壁補修は、見た目を整えるだけでなく「建物を守り、住む人の安心を確保する」大切な工事です。劣化のサインを見逃さず、築年数や診断結果に応じて計画的に修繕を進めることで、資産価値を長く保つことができます。

ひなたペイントでは、マンションの外壁診断から補修工事までトータルでご提案しております。もし外壁に気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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